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静里連合自治会
関ヶ原町を経て、垂井町地内の旧中山道垂井宿の追分から、名古屋市熱田区内に通っている東海道を結ぶ重要な街道が美濃路です。
この街道が大垣地内で杭瀬川を渡る地点に塩田橋があります。往古は、土橋だったのが今はコンクリート橋に変わりました。
この橋のたもとに常夜灯があります、昔は杭瀬川の上流赤坂港から、生活物資や石灰などの運搬が頻繁に行われ、船着場塩田港がにぎわったと言われています。この塩田橋港に出入りする船の安全を見守ってきたのが常夜灯です。
しかしこの常夜灯は、航路標識の外にもうひとつの役割を持っています。それは伊勢両宮への献燈です。
また、杭瀬川の蛍は、江戸時代初期から著名で、「天の川蛍」と命名され、近郊の人々は赤坂港から遊覧船に乗り、約3キロ下流の塩田港までの間、両岸に群れ飛ぶ蛍に興じたと言われています。今でも杭瀬川の蛍は有名ですが、3キロの間ではなく、上流の赤坂地区と揖斐郡池田町の境界ちかくに源氏蛍が飛びかうのが見られます。今はこの川の水量も少なく船の航行は不可能ですが、常夜灯は当時の歴史を物語る資料として、大切の保存されています。
出典:大垣市/大垣市観光協会 発行
触れてみる歴史探訪『水と城の大垣』より

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